桜が咲いたり、雪が降ったりすると「まあとりあえず一枚撮っておこう」とは思うんです。もうちょっと慣れてくるとそれが「こんないい感じの曇り空はなかなかないぞ」とか「明暗差がシブい」などと意味わかんないことを言い出すのですが、ひっくるめて「記録写真」としましょう。

世の中に散見される写真の9割以上は「記録写真」にあたりますが、センスと工夫と技術、美意識その他もろもろ絡みに絡んでいろいろな写真が出来上がります。そうしてちょっと真面目に上手に撮れるようになろうなどと欲をかくと、なかなかうまくいかないものなんです。

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